誰でも劇的に文章が上手くなる方法①~文章を書くうえでの心構え~
ライティングは次世代を生き抜くための必須科目だ
文章を書くのは骨が折れる。
私はすでに折れかけている。
自分の頭の中では文章が浮かんでいるにも関わらず上手く表現できない。
こんな悩みを抱えている人は安心して聞いてくれ。
それは当然のことなのだ。
話し言葉と書き言葉は天と地ほどの差がある。
次の会話を見てみなさい。
女子高生の会話
女子高生A「今日やばくなかった?」
女子高生K「マジやばかった!」
高校教師B「たしかにあれはやばい事件だ。」
こんな会話があるとする。
これは直接対面してコミュニケーションを取っているからまだ伝わるのである。
コミュニケーションでは文字に加えて、相手の表情、しぐさ、イントネーションなどの視覚情報や音声情報が使えるからである。
まず君たちに覚えておいてほしいのは話し言葉と書き言葉は全く異なるということだ。
これは日本語と英語ぐらい別の言語だと思ってほしい。
ではもう一つ例を出そう。
次の例文を素直に見てみなさい。
①本当にあなたは馬鹿ね。
②本当にあなたは馬鹿ね(笑)
①は相手がどのようなイントネーションで話しているかが読み手には伝わらないため怒られているような印象を受ける。
それに対して②は(笑)がついているだけで相手が冗談で言っていることがわかる。
文章において文字だけでその言葉の雰囲気を伝えられるものというのは限られてくる。
そのため文章で相手に伝えるというのは非常に難しいのだ。
だからうまい文章が書けないからと言って落ち込む必要はない。
私でさえライティングに関してはまだ発展途上の人間なのだ。
逆にライティングはみんなが苦手としているところだから少しでも上手くなれば大きく差をつけられる。
私は君たちが自分が納得した文章を書ける手助けをしたいと思っている。
これから何回かにわたって君たちに文章を書くうえでの基礎となる部分を教える。
もし私の連載が途中で途絶えていたとすれば挫折したということだ。
それほど文章を書き続けるというのは難しい。
君たちの健闘を祈る。