日本の学校教育はどうあるべきか?
もうすぐ平成の時代が終わろうとしています。
平成という時代は中国が急成長する一方で日本経済の停滞ぶりがあらわになった時代でもありました。
ある記事に日本が停滞した原因は日本の教育にあるのではないかと書かれていました。
私も日本の教育には疑問を感じることが多いので今回、日本教育はどうあるべきかについてお話ししたいと思います。
日本の義務教育では国語、英語、理科、社会、数学などを主に学びます。
このような科目は暗記が中心の勉強であり、ある程度の一般教養を身に付けることは大切だと思います。
しかしこのような教育を受けた若者が社会に出て、求められるスキルはコミュニケーションスキルであったり、プレゼンのスキルだったり、交渉のスキルであったりします。
このように学生と社会人の間には大きなギャップがあります。
今まで暗記中心の勉強しかしてこなかった若者が社会に出たときに戸惑うのは当然です。
企業としては新卒であっても会社の即戦力になれる人材が欲しいというのが本音でしょうが、今まで学んでこなかったスキルをいきなり発揮しろと言われても厳しいものがあります。
正直、暗記科目は独学でも勉強出来ますが、コミュニケーションスキルやプレゼンのスキルといったものは相手がいてこそ成り立つものです。
なぜこのようなスキルの授業を学校で行わないのでしょうか。
アメリカの授業はディスカッションが中心です。
一方、日本は先生が一方的に授業を展開する受け身の授業が中心です。
実用的なスキルが身につくのはどちらかといわれたら間違えなくアメリカのほうでしょう。
日本人がディスカッションなどで発言しないことを責められてもそういう教育を受けていないのでとしか言いようがありません。
大学でディスカッションの授業がたまにありますが、数としてはさほど多くはないです。
まとめると日本の教育はもっとアクティブラーニングを取り入れるべきです。
日本の人口は毎年減少傾向にあり、2050年には1億人を下回ると予想されています。
日本が少子化になった原因は独身の割合が増えたことや既婚者でも財政状況から子供をあまり産まなくなったことにあります。
2015年の調査では50歳以上の人の生涯未婚率は男性が約23%、女性が約14%だそうです。
以前の日本はお見合い結婚が多かったためほとんどの人が30歳までには結婚していました。
しかし自由恋愛が主流になった今、理想のパートナーを探すのはそう容易ではありません。
理想のパートナーを探すにはひたすら恋愛経験を増やすしかありません。
しかし学校では恋愛の仕方の授業がないのはもちろんのこと学校によっては恋愛禁止のところもあります(AKBではないのですから)。
野球部の強豪校も恋愛禁止のとこが多いイメージがあります。
少子化が問題だというのならまず学校の教育を根本から見直すことが必要だと思います。
最後に人生の生き方についてです。
ほとんどの人は何の目標ももたず、毎日をなんとなく生きています。
そして夢や自分が将来なりたい姿というのも持ち合わせていません。
人は何をするにしてもやる理由が明確でなければやる気が起きません。
皆さんもいきなりベトナム語を勉強しなさいと言われてもやる気になりませんよね。
それは何の役に立つのかがわからないからです。
もしこれが英語だったらもう少しやる気が出るでしょう。
仕事も同じです。
その仕事がもともと好きだという人を除いて何のためにこの仕事をやるのか、この仕事を頑張ったらどんないいことがあるのかが明確でなければモチベーションが上がらず、ただなんとなく仕事をこなす日々を送ることになります。
しかしこれは目標の立て方や将来設計の方法を学んだことがないためある意味仕方ないことかもしれません。
多くの日本人が人生設計について学び、もっと主体性をもって自分の人生を生きることができれば仕事の生産性も向上し、経済も活性化するでしょう。
私は常々、日本の義務教育にもそのような授業があったらいいのにと考えてしまいます。
逆に考えると自己啓発本などでそのような知識を学び、実行するとほかの人に差がつけられるとも言えます。
以上日本教育について私の意見をお話ししました。