日本の幸福度が低い理由
今月、国連が2019年度の世界幸福度ランキングを発表しました。
結果は以下の通りです。
1位フィンランド
2位デンマーク
3位ノルウェイ
4位アイスランド
5位オランダ
6位スイス
7位スウェーデン
8位ニュージーランド
9位カナダ
10位オーストリア
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19位アメリカ
25位台湾
34位シンガポール
54位韓国
58位日本
93位中国
上位はいつも通り北欧諸国が10位以内に五か国がランクインするという結果になりました。
アジアで最も高いのは台湾の25位でした。
日本は前回よりも4つ順位を下げて58位、韓国は54位、中国は93位でした。
私は以前からなぜいつもアジアは順位が低いのだろうという疑問を持っていました。
日本も中国も経済的には恵まれているほうですが、順位はあまり高くありません。
この調査は文化の影響もあるため一概に順位が低いからといって幸福度が低いとも限らないですが、自分なりに中国や日本といったアジア諸国の幸福度が低い原因を考えてみました。
一つは先ほど述べた文化の影響です。
日本は昔から謙遜が美徳といった風潮がある横並び文化が残っているのでたとえ幸せであってもそれをあまり表に出さなかったり、周りの人に合わせる傾向があります。
もう一つは宗教です。
私はよく自己啓発本を読むのですが、そこにはたいていアフォメーション(自己暗示)の重要性が書かれています。
アフォメーションでは「私はできる」「私には価値がある」「私は素晴らしい人間だ」といった前向きな言葉を自分にかけたり、自分の目標を声に出したりすることで自己イメージを高めるという方法です。
私は毎日、このアフォメーションを行っているのですが、あるときこのアフォメーションが宗教の礼拝と似ていることに気づきました。
礼拝も神様のありがたい言葉などを毎日、口に出して唱えます。
前向きな言葉を口に出して唱えるという意味において、このアフォメーションと礼拝のやっていることは同じです。
これに気が付いて調べてみたところ日本と中国はどちらも無宗教の国であることがわかりました。
これは世界で6か国しかないらしいです。
つまりアジア諸国は宗教が他の地域に比べて盛んではないことが幸福度が低い原因だと考えます。
日本は宗教というとオーム真理教などあまりいいイメージがないですが、心のよりどころがあるというのは大切なことかもしれないと考え直すきっかけになりました(特に入る予定はありませんが)。