自己暗示で人生を変えよう
自己暗示という言葉
一度は耳にしたことがある人も多いのでないでしょうか。
これは自分に暗示をかけることで潜在意識に働きかけ、なりたい自分になる方法です。
テレビなどでたまに催眠術をかけるシーンがありますが、あれを自分自身に欠けるのが自己暗示だと思ってください。
自分に暗示をかけるだけで理想の自分に生まれ変わると聞くとなんか胡散臭いと思われるかもしれません。
しかしこれは魔法で何でもなく、脳科学的にも証明されているやり方なのです。
実際トップセールスマンや成功者は実践している人が多いです。
例えば幸せになりたいと思ったら「私は幸せ者だ」と暗示をかけます。
人から好かれたいと思っている人なら「私は誰にでも好かれる人気者だ」などと暗示をかけるとだんだんそのような性格になっていきます。
自分の性格が嫌で苦しんでいる人にしてみれば「そんなことで変わったら誰も苦労しないよ」と思われるでしょうから簡単なメカニズムだけお話しします。
人は誰でも自分のセルフイメージというものを持っています。普段の私たちはこのセルフイメージに沿って行動します。
たとえば自分は人から好かれる人間だと思っていれば自分から積極的に友達の輪の中に入っていき、実際好かれるようになるでしょう。
逆に自分は人に嫌われていると思っていれば人との関わりをできるだけ避けて行動するのでその結果、自分が思った通りになります。
つまり本来、性格というものには実体がなく、その人が自分をどのような人間であると考えているかによって行動が変わります。
自己暗示はその人の性格を変えるというよりは行動を起こしやすくなるために自分の潜在意識に働きかけるものです。
そして行動が変われば結果として性格も変わったことになります。
では実際のやり方についてお話しします。
自己暗示は継続してやることが大切ですが、それ以上にやり方が重要です。
毎日継続してやったのにやり方が間違っていたために効果が出ないなんて悲しいことにならないためにも正しいやり方を知っておく必要があります。
毎日朝起きた直後と夜寝る前に最低でも2回ずつ鏡の前に立ち、行います。
言葉は何でもいいのですが、「~したい」といった願望形や「~しない」といった否定形は使わないようにしてください。
願望形を使うと潜在意識にまだ自分はその状態に達していないというメッセージが伝わってしまいます。
また潜在意識には否定の概念がないのでたとえば「すぐに落ち込まない」と暗示をかけると潜在意識には落ち込むという言葉だけを受け取ってしまいます。
暗示をかける時は鏡の前に立ち、感情を込めながら言ってください。
棒読みだとあまり効果はありません。
鏡の中の自分に直接語りかけるようなイメージです。
これによりまるで他人から言われたような感覚になることが出来ます。
誰でも他人から「かっこいい」「かわいい」と言われればうれしいですし、自信もつきますよね。
鏡を使うとこれと似たような感覚を自分で作り上げることが出来ます。
あとは自分は必ずそうなるんだと確信することが大切です。
疑いながら願ってもあまり潜在意識に響きません。
現在の自分と自己暗示の言葉があまりにもかけ離れている場合、心から確信できない場合もあると思います。
その時は確信しようという意識を心がけてみてください。
それだけでも違います。
一つ注意点としては暗示を行う際に部屋が散らかっていると脳はそれだけでストレスを感じてしまうので暗示の効果が減ってしまいます。
なので暗示を行う際は定期的に部屋の掃除を行うことをおすすめします。
あとは自分の宣言文を紙に書いたり、スマホアプリで録音して聞くのもいいと思います。
自己暗示をうまく活用できない人が多いのは継続力がないかやり方が間違っていることがほとんどです。
自己暗示は一日、二日で効果があるものではありません。
そうならこの世は成功者であふれかえってしまうでしょう。
まずは二週間続けてみてください。
自分の中で変化を感じることが出来れば継続しやすくなるでしょう。