つまらない話を面白くする技術
その日あった出来事を誰かに話したいときってありますよね。
「ねえ聞いて!今日こんなことがあってさ」みたいな会話です。
このように日常会話ってたわいもない話が多いですよね。
「昨日めっちゃくちゃおもろいことあったねん」と言い出すから聞いてみたら一ミリも面白くなかった。
そんな経験ないでしょうか。
話が面白い人は普通の話を面白く話すコツを習得しています。
今日はその技術についてお話しします。
日常の会話をエピソードトークと言いますが、これには三つの手順があります。
①状況の説明 ②出来事 ③その出来事から学んだ気づきやオチ
まずこの順序に沿って構成を考えたうえで話を進めていきます。
そしてここからが今回の本題ですが、話を面白くするコツが2つあります。
スキル①具体的に話す
その話が面白いか面白くないかはだいたいここで分かれます。
最初に悪い例を示します。(例文は適当です。)
「昨日、コンビニでおっさんが店員にキレててめっちゃ怖かったわ。」
次により具体的に話した場合を示します。
「昨日、新宿駅の南に5分ほど行ったとこにファミリーマートがあるんやけど、そこで年は50半ばで半パン、半ズボン、頭は白髪交じりのちょっと禿げたおっさんが片言の日本語しか話せない外国人の店員にキレててめっちゃ怖かったわ。」
どちらも同じ内容ですが、明らかに違うものがあります。
それは前者がただの説明になっているのに対して、後者はその時の状況を頭の中でイメージすることができるという点です。
人に話をするときはできるだけ聴き手がその時の状況を頭の中でリアルに描けるように話すのがポイントです。
これはお笑い芸人の話し方とよく似ています。
お笑い芸人も店の名前や人物の特徴などを具体的に話します。
そのエピソードを話しながら小さな笑いをちょくちょく取り、聴き手の心を揺さぶりながら最後のオチでどーんと落とします。
人志松本のすべらない話を見るととても勉強になるので気になる方はぜひチェックしてみてください。
スキル②セリフを5割から7割入れる
これをするだけで話がずっと面白くなるスキルです。
これもさっきの具体的に話すことと通じるとこですが、セリフを入れることで聴き手に状況をイメージさせやすくできる上に、セリフの言い回しや言い方で笑いを取ることもできます。
これらのスキルを意識したうえで最後にオチをつけたり、気づいたことなどを話してまとめたりすれば完成です。