20代のお金の使い方
20代のみなさんはどのような将来設計を持っているでしょうか。
「私はお金持ちになれなくてもいい。自分の親と同じように平凡な生活ができれば。」
漠然とそう考えているかもしれません。
しかし日本の人口が減少し続けていることからわかるように日本の経済が今後発展する可能性はあまり期待できません。
だからお金について若いうちから意識していかないと親と同じような生活を送ることすら危ういでしょう。
20代の有効なお金の使い方は自己投資、株や投資信託などの投資、貯金です。
順に説明していきましょう。
①自己投資
自己投資というと英語や資格を取るなどのイメージですが、自分が自己投資と思えばそれは自己投資です。
海外旅行も多様な文化に触れることができる良い機会ですし、マッサージもそれで疲れが取れ、リフレッシュできるなら自己投資です。
ネイルサロンも外見を整えることで自分に自信がつくのであれば立派な自己投資です。ただし、自分がやることすべてを自己投資だと自己正当化するのはやめましょう。
ネットで買うときはほしいものを頭にイメージしたうえで買うようにしてください。
そうでないと最初は買うつもりなかったのに見たら欲しくなり、前からこれほしかったんだといって余計なものまで買ってしまいますから。
飲み会も先輩の話を聞いたり、仲を深める機会ととらえれば自己投資です。
ただ仲間外れにされたくないといった理由で参加するのはよしましょう。
勉強系の自己投資は本やセミナー、資格などがあります。
ビジネスマンに求められる三種の神器はプレゼン力、英語、ITスキルだそうです。
これらはどこに行っても通用する能力なので特に思いつかない人はこの3つを磨いてみてください。
自己投資は収入の2割が理想です。
例えば手取りが20万円なら4万円です。
20代は貯金はあまり考えず、自分のスキルを磨いて能力を高めることに集中しましょう。
②株式投資
投資というとなにやら金持ちだけが行うもの、あるいは定年を迎えた人が老後の資金形成のためにやるイメージがあるかもしれません。
しかし株式投資こそ若いうちからやっておくことで安定した資産を築くことができます。
株式投資は不動産投資や印税所得などと同じ不労所得になります。
仕事で汗水たらして稼いだ収入だけでは限度があるのでこの不労所得があるかどうかは大きいです。
金持ちは不労所得で莫大な収入を得ているので働かなくてもお金が自動で入ってくる仕組みを持っています。
投資で資産を形成することができますが、逆に損をするリスクもあります。
なので私はローリスクの投資信託や国債を買うことをおすすめします。
しかしリスクが低い代わりにリターンも少ないです。
だからこそ若いうちから始める必要があるのです。
たとえリターンが少なくても20代から始めれば定年まで30年から40年という長期間での資産運用ができるので、ローリスクである程度の資産を築くことができます。
これがある程度、年を取ってからだと短い期間で老後の資金をためなければなりません。
そうなるとハイリターンの投資をすることになるのでリスクが大きいわけです。
投資で最もリスクが低いのは日本の国債を買うことです。
たしかに日本が破綻すると投資したお金がパーになりますが、その時は国の前に銀行がつぶれます。
ですから銀行に預けておくよりは安心ですし、利回りもよいです。
投資をすることで日本経済に興味を持つきっかけにもなりますしね。
③貯金
20代はあまり貯金をしなくてよいといいましたが、いざというときに備えてある程度は貯金しておくことも必要です。
たとえば結婚式の費用であったり、病気になった時などです。
目安は収入の1割から2割ほどで、100万円ほどの貯金はほしいとこです。
上手にお金を貯めるコツは貯蓄用の銀行口座を作っておくことです。
そして毎月の収入の一割から二割を最初から引いておき貯蓄用口座に入れておきます。
そして残ったお金で生活をやりくりするのです。
お金の知識を身に付け、お金に振り回されない人生を歩みましょう。