関西ダービー:神戸対ガンバ大阪
この試合は37076人の観衆を集め、関西ダービーの最多記録を更新した。
私もこの試合のチケットを取ろうと思っていたが早くから完売だった。
試合は予想以上にガンバのほうが前線からハイプレスをかける場面が目立った。
神戸の終盤がこのプレスに苦戦し、出しどころを狙われてカウンターというシーンが目立った。
サンペールも相手のマークに隠れる場面が多く、それもパス回しを停滞させる原因となった。
ガンバはカウンターから効率よく2点を取った。
一方神戸のほうはボールを持つ時間は長かったもののゴール前でのアイデアに欠け、なかなかシュートまで行けなかった。
しかし2-0で前半を折り返すと思われた前半45分にセットプレーからこぼれ球をポドルスキが素晴らしいボレーを叩き込み一点差とする。
これが結局、点の取り合いの火付け役となった。
前半を0-2で折り返すと神戸としては引き分けに持ち込めればいいかなという考えになるが、一点差で前半を折り返せたことで逆転の道筋も見え、高いモチベーションを保ったまま後半を迎えることができた。
このテンションの差によるためか後半はガンバが前半のようなプレスを掛けれなくなり神戸が徐々に攻撃のリズムを取り戻した。
神戸はサイドを広く使いそこからイニエスタのスルーパスによって何度もチャンスが見られた。
今日はポドルスキがいい仕事をしており、若干フィジカルに頼っている場面も見られるが2点目のビジャへのクロスや三点目の古橋へのロングフィードはかなり正確だった。
ガンバのほうもサイドからマイナスのクロスによって何度もチャンスを作れており、負けたとはいえそこまで悪い内容ではなかった。
やはりダンクレーの影響力は大きかった。
得点はどの試合でも取れているので守備をもう少し補強すれば思うような結果が出せるだろう。
試合は4-3で神戸が勝利した。
最近見た中では一番エキサイティングな試合だった。