人生を充実させたかったら自己実現欲求を満たせ!
マズローの欲求階層説というのを一度は耳にしたことがあると思います。
これですね。
この説によれば上の階層に上がるにつれてより高次な欲求となっています。
つまり人生で幸福を感じたければこれらの欲求を満たせばよいということになります。
最も低次な欲求が生理的欲求で最も高次な欲求が自己実現欲求です。
しかし自己実現欲求、承認欲求とそれ以外の欲求には大きな違いがあります。
何かわかりますか?
それは欲求が無限であるか有限であるかの違いです。
これだけだとわけわからんと思うのでもう少し具体的に説明しましょう。
一番下の生理的欲求は睡眠欲、性欲、食欲などがこれに当てはまります。
たとえば睡眠時間って人によって異なると思いますが、寝れば寝るだけ欲求が満たされるでしょうか。
普段7時間睡眠の人が12時間寝たところで満足感は上がるでしょうか。
むしろ寝すぎると頭がぼーとしますよね。
食欲も食べれば食べるほど満足感が高まりますが、おなか一杯になったのにさらに食べても苦しいだけで満足感はそれ以上上がりません。
性欲もしかりです。
つまりこれらの欲求はある程度満たされるとそれ以上満足感は得られない欲求なのです。
安全欲求や社会的欲求もある程度満たされると満足します。
しかし承認欲求と自己実現欲求は限界がありません。
いくら大きな成功を収めている人でも他人から認められたり、ほめられるとうれしいものです。
自己実現欲求にも終わりがありません。
自分の達成したい目標を達成したからもういいやとはなりません。
目標を達成したらまた新たな目標が出てくるでしょう。
そしてその新たな目標も達成すればまた充実感を得ることができます。
承認欲求と自己実現欲求は永遠に快感を味わうことができる打ち出の小槌のようなものなのです。
当然この欲求をうまく利用している人とそうでない人とでは幸福感に差が出てきます。
目標を立てることが大切だといわれるのは自分の理想を達成するまでの時間を短縮できるというだけでなく、人生を充実させるうえでも欠かせないからです。
目標を持っている人であれば「今日めっちゃ暇だわ」や「なんもやることない」なんてことはありえません。
むしろそういう人を見ると「じゃあその時間俺にくれよ」と思うでしょう。
「人生を充実させるには目標をもつ」
これが絶対に欠かせません。