営業ノートのすすめ
社会人になってから営業の仕事に携わる人は多いでしょう。
営業といえばストレスが多く、精神的にきついイメージがあるためほとんどの人があまりやりたがらない仕事の一つかもしれません。
しかし営業は成功すれば昇進にもつながりやすいですし、何より人間的に成長できる素晴らしい仕事だと思います。
営業で成果を残せるようになれば職にも困らないでしょう。
実際、起業した社長さんの経歴などを見てもトップセールスマンの人が多い気がします。
営業において重要なのはトークや商品知識を身に付けることももちろんですが、まずは面会件数を増やすことです。
トップセールスマンは行動量が圧倒的に多いです。
訪問数を増やせば契約数も増えるというのは当たり前の話ですが、これがなかなかできない人が多いと思います。
セールスはお客様に断られるのがほとんどですので、訪問する際に拒否されることへの恐怖が湧き上がってきます。
これが人間の行動を止めてしまいます。
そこでおすすめなのが営業の記録をつける作業です。
会社によっては強制的にそのような記録をつけさせるところも多いかもしれません。
ここでやることはその日の訪問件数と契約数の把握です。
これを毎回記録してデータを取ってみてください。
たとえば一か月間に100件訪問して4件契約をとれたとします。
この場合の契約率は4%です。
よって25回訪問すれば1件契約が取れるとわかります。
逆に言うと1つの契約を取るには24回拒否される必要があります。
こう考えると拒否されることも契約を取るために必要なプロセスであることがわかるでしょう。
訪問するとき拒否されたらいやだなと考えるのではなく、拒否してくれたらまた一歩契約に近づいたと考えるのです。
また雇用形態がコミッション(完全歩合制)の場合、契約を取った件数に応じて給料が支払われます。
この場合も先ほどのように一か月で100回訪問して4件契約が取れたとします。
契約一件につき5万円給料が支給されるとすると一か月の給料は20万円になります。
つまり一回訪問するごとに2000円が自分の財布に入ってくる計算になります。
お客さんに拒否されようがされまいが訪問するだけで2000円がもらえると考えるとより行動しやすいのではないでしょうか。