日本の教育は間違っている
日々生活していると、ふと感じることがある。
「日本の教育は間違っていると」
私は教育とは将来、社会に出たときに活躍できる人材を育てるためのものだと考えている。義務教育の9年間、これは人生の土台を作るのに非常に重要な時期だ。
ここで何を学ぶかが将来を大きく左右するといってもいいだろう。
しかしいざ働いてみると学校で培った能力と社会で必要とされる能力には隔たりがあると言わざるを得ない。
私は現在、訪問販売のアルバイトをしている。
内容は一軒一軒ご自宅を訪問して、宅配の契約をいただくというものだ。
これはいわゆる営業のアルバイトであるのだが、一般的なアルバイトとの決定的な違いがある。
それはマニュアルがないことだ。
いや正しくはマニュアルはあるのだが、それはゴールではなくスタートである。
普通の飲食店であればマニュアルを覚え、その通りに接客なり、料理を作れば役割をはたすことが出来る。
しかし営業はマニュアルを覚えたうえで、さらに自分で付加価値を与える必要がある。
営業には正解がない。
営業マンが十人いれば十通りのやり方がある。
このように社会に出れば答えのない問題に立ち向かわなければならない。
私が営業の仕事を始めたとき正直、戸惑った。
今まで学校では答えのある問題ばかりを解いてきた。
それが急に社会に出たとたん答えのない問題に対処することを求められる。
ならば初めからそのような教育をしてくれよと言いたかった。
プレゼンスキルにしてもそうだ。
今まで一度もスキルを習わないまま、会社に入ると当然のように求められる。
つまり上達しようと思ったら、話し方の学校に行くか、独学で学ぶしかない。
私には日本政府がどのような人材を育てようとしているのかがわからない。
今後、センター試験が論述に変わるなどの話もあるので日本の教育がどのように変わるのか注目していきたい。